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いよいよ始まる新NISA制度:非課税メリットとグローバル分散投資の組み合わせ|香港保険・オフショア投資情報
2023.12.21
いよいよ始まる新NISA制度:非課税メリットとグローバル分散投資の組み合わせ
最近では、少しずつ日本でも投資をする方が増え、特にNISAは一定の非課税枠で投資できるということもあり、利用している方も多いのではないでしょうか。
そんなNISAも2024年から改定され、新NISA制度が始まりますね。
今回のコラムでは、新NISA制度と税制優遇制度を活用してリスクを抑えつつ、世界経済の成長に賢く乗る方法を解説していきたいと思います。
NISA(ニーサ)とは
NISAとは「少額投資非課税制度」の略称で、日本で2014年に始まった個人投資家のための税制優遇制度です。この制度では、個人投資家が年間の非課税枠内で行う投資に対し、得られる利益(配当や売却益)が非課税となります。この非課税枠は毎年度更新され、日本政府は個人投資家に対し、再投資を通じて資産を築いていくことを奨励しています。2024年から制度が以下のように改定されます。
出典:金融庁ウェブサイト (https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html)
全世界株式(オール・カントリー)とは
世界情勢は未だに混沌としており、NISAを始めたばかりの人や投資に詳しくない人は、どこに投資したらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そのような方に人気のファンドが、「全世界株式(オール・カントリー)」です。
全世界株式は、米国、ヨーロッパ、アジア、新興国など世界各国の株式市場に上場している企業に投資することを意味します。これには個別の株式だけでなく、全世界の株式市場を追跡するインデックスファンドやETFが含まれます。
全世界株式(オール・カントリー)は、様々なブログやメディアで『オルカン』という愛称で紹介されているので、もしかしたら『オルカン』という名前でご存じの方もいるかもしれませんね。
NISAと全世界株式を組み合わせるメリット
NISAを活用して全世界株式へ投資する主なメリットは、下記の2点です。
- 税効率の良さ: NISAを使用することで、全世界株式投資による利益が税金の対象外となります。これにより、税金の負担を気にすることなく、投資成果を全額自分の手元に残すことができます。
- リスクの分散:全世界株式への投資は、特定の国や地域に依存しない多様な投資組み入れを可能にします。経済的な変動が一地域に留まらない現代において、グローバルな視点から投資することでリスクを分散し、安定したリターンを目指すことができます。
まとめ
NISAと全世界株式への投資の組み合わせは、税金の節約とリスク分散のバランスが取れた投資戦略を提供しますが、あいにく日本在住者しかNISA制度を利用する事ができません。(既に、日本在住時に保有していた方は引き続き口座を維持することができますが、新たな投資はできません。※詳しくは日本の金融機関にご確認お願いします。)
NISA制度は、日本在住者しか利用できませんが、残念に思うことはありません。
なぜなら、香港在住の方は上記のような非課税枠にとらわれることなく、得られる利益(配当や売却益)が非課税となるからです。
さらに、世界的な金融都市香港は、全世界のマーケットにもアクセスしやすく、貯蓄型保険のように魅力的な金融商品の種類も豊富にあります。
海外在住の時にしか始められない資産形成もありますので、まもなく日本に帰国される方や海外に移住された方はその機会を活用してみてくださいね。
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