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Insurance Investment Briefing Hong Kong(香港保険投資説明会)が開催されました|香港保険・オフショア投資情報
2023.09.21
香港現地情報金融情報
Insurance Investment Briefing Hong Kong(香港保険投資説明会)が開催されました
先日2023 年9月20日、Insurance Investment Briefing Hong Kongが開催され、FTライフ社やマニュライフ社、HSBCなど香港の保険業界の著名な投資幹部が集まり、最新の業界動向、規制の動向、革新的な投資戦略についてパネルディスカッションを行いました。
China Life(Overseas)(チャイナライフ・オーバーシーズ)とManulife Asia(マニュライフ・アジア)は、高金利環境と進化する保険規制に備え、2024年まで引き続きポートフォリオを債券資産に傾けていく予定です。
また、その他の香港の保険会社の幹部らも、現在の高金利環境において、プライベートクレジットのような資産は、より多様な世界的な収入創出の可能性を提要すると指摘しました。
チャイナライフ・オーバーシーズの投資管理副本部長のコートニー・ウェイ氏は、「サプライチェーンのシフトがインフレに拍車をかける一方で、世界的により大きなインフレ要因は、人工知能(AI)技術の進歩と、それが長期的に生産性に与える影響だろう。」と言います。
FTライフ社の投資・資産負債管理(ALM)最高責任者のリチャード・チャン氏もパネルディスカッションで、「金利への賭けを控え、資産と負債のデュレーション・マッチングに重点を置いており、資産配分戦略はリスクプレミアムによって左右される。」と述べました。
またチャン氏は「コートニー氏の言うように、AIのような長期的なトレンドがあれば、長期的にはさまざまな資産クラスの動きに影響を与える可能性がある」とも述べました。
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