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2022年世界株式市場のパフォーマンス|香港保険・オフショア投資情報

2022.12.05

その他金融情報

2022年世界株式市場のパフォーマンス

今年の世界の株式市場は非常に厳しい年となりました。
主要な株価指数のほとんどが2桁台半ば、あるいはそれ以上のマイナスとなっています。

しかし、インフレ率の高騰とドル高を考慮すると、2022年のグローバル投資家のポートフォリオ・リターンにおいて為替レートが果たす役割はより重要なものとなっています。

 

◆日本在住の投資家が海外に投資する場合
世界の株式市場のインデックス(日本円換算)のリターン

◆英国を拠点とする投資家が海外に投資する場合
世界の株式市場のインデックス(ポンドベース)のリターン

 

結論として、円安ドル高のように、現地通貨安は他国通貨建ての株式で発生したマイナスのリターンを「相殺」する可能性があります。したがって、現地投資家は、現地通貨が弱いときに、海外投資を検討する必要があります。外国株が上昇した場合、外国株の上昇分+外貨の上昇分がトータルの利益となります。逆に、外国株が下落しても、その損失は自国通貨安で(一部)「相殺」されます。

10月に1ドル=150円と32年ぶりの円安を記録しましたが、それ以降円は徐々に高くなっており、今週水曜日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は講演で、「早ければ12月に利上げペースを減速する可能性がある」と述べたため、ドルを売る動きが加速し、12月2日には一時133円台を記録しました。

しかしながら、年初に比べると未だ円安傾向にありますが、円が安いというよりも、米国が利上げをハイスピードで行った結果、高金利を享受しようという動きの中からドル買いが進んだ結果のドル高であり、円だけでなく世界中の通貨がドルに対して安値になっています。

今後の為替の動きは米国のインフレ率の鈍化や金利引き上げに応じて変動するので注視していく必要があります。当初更なる円安傾向も懸念されていましたが、このまま落ち着いてほしいですね。

 

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