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香港保険・オフショア投資情報
注目されるインフレ対策|香港保険・オフショア投資情報
2022.08.29
注目されるインフレ対策
19日、総務省が発表した7月の日本全国消費者物価指数は前年同月比+2.4%となりましたが、日本だけではなく世界では記録的なインフレが起きていますね。
香港や日本、欧米諸国には物価上昇率に連動する金融商品がございます。
目次
香港のインフレ連動型個人向け国債
香港のインフレ連動型個人向け国債、通称iBondは、長年に渡りインフレと戦う香港市民の中でも人気のある投資の一つです。iBondの期間は3年で、過去6ヶ月間の消費者物価指数(前年比)の平均に基づいた金利あるいは最低保証金利のいずれか高い方が半年毎に支払われます。
香港のインフレ連動型個人向け国債が魅力的なのは、最低保証金利が2%あることです。つまり、物価が上昇しなかったとしても、毎年2%の金利が保証されているのです。利息は半年毎に支払われ、元本は満期時に全額返済されます。
因みに日本の物価連動国債は、元本保証はありますが※1最低保証金利はありません。
過去のiBond発行実績
発効年 |
証券コード |
申込数 (千件) |
申込金額合計 (億香港ドル) |
2021 |
4246 |
709,200 |
53.948 |
2020 |
4239 |
456,300 |
38.361 |
2016 |
4231 |
507,900 |
22.526 |
2015 |
4228 |
597,800 |
35.724 |
2014 |
4222 |
488,100 |
28.792 |
2013 |
4218 |
520,800 |
39.627 |
2012 |
4214 |
332,400 |
49.836 |
2011 |
4208 |
155,000 |
13.157 |
日本では考えられないのですが、実は海外には年利3%前後の商品は非常に多くございます。日本の定期預金等からすると利回りが良すぎて怪しいという方もいるかもしれませんが、理由は単純です。
それは、日本の保険会社のポートフォリオは債券の構成比率が高く、債券の1つである日本国債10年の利回りは0.2%ほどですが、海外の国債、例えば米国債の10年利回りは3%前後となっているからです。※2
アジアの金融都市香港からは世界の金融商品にアクセスがしやすいため、昨今の米国の利上げに伴い、高い利回りの商品が市場に出回ってきています。
弊社で取り扱うインフレ対策商品
弊社で取り扱う確定利回り(契約時の金利が満期まで保証)の商品も、今月金利が改定されました。
代表的なものでは以下のような金利保証の商品があります。※3
3年満期 金利3.25%/年
5年満期 金利3.75%/年
7年満期 金利4%/年
10年満期 金利4.5%/年
短期かつ金利が保証されているので、リスクを抑えた資産形成をされたい方やインフレ対策にもおすすめです。商品についてもっと知りたい場合は、お問合せフォームから、お気軽にご連絡ください。
※参照元:香港証券取引所
https://www.hkex.com.hk/Products/Securities/Debt-Securities/iBond?sc_lang=en
※参照元:財務省HP
https://www.mof.go.jp/jgbs/topics/bond/10year_inflation-indexed/syouhinsekkei.htm
※1 平成25年度以降に発行される物価連動国債のみ
※2 2022年8月現在
※3 上記は2023年8月時点の商品情報です
※ 当ブログに掲載の資料は情報提供のみを目的として作成されており、販売を促進するものではございません
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