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【2024年最新】香港生活ガイド – 新天地での生活スタートのために|香港保険・オフショア投資情報

2024.08.08

香港現地情報

【2024年最新】香港生活ガイド – 新天地での生活スタートのために

今年もあっという間に、半分が過ぎましたね!
4月に香港赴任となった方は、香港の生活に慣れましたか?

今回は、香港へ移住を検討されている方や駐在員の方向けに、改めて香港がどのような場所なのか、そして、香港生活の基本情報をお届けします。

では、早速詳しく見ていきましょう。

香港ってどんな国?

香港は、活気があって魅力的な国際金融都市として非常に有名です。
そして、香港は「国」というより「特別行政区」と呼ばれる位置にあります。中国の都市でありながらも、独自の経済と法律システムを持つ『一国二制度』の下で成り立っています。

香港

 

香港の歴史

香港の歴史は古く、漁村や塩田として数千年前から存在していましたが、世界的な注目を集めるようになったのは近代に入ってからです。

1842年:アヘン戦争の結果、香港島はイギリスの統治下となる。
1860年:北京条約で九龍半島の一部がイギリスの統治下となる。
1898年:展拓香港界専条(第二次アヘン戦争後の条約)により新界がイギリスの統治下に置かれ、99年間の租借期間が定められた。
1970年代以降:軽工業の発展に伴い経済が急成長し、「アジアの四小龍」※1の一つとして数えられるようになった。
1997年7月1日:香港は「一国二制度」の原則のもとで中国に返還され、特別行政区となる。返還後は独自の経済と法律システムを持つ『一国二制度』が採用され、中国と香港は同じ国でありながら、本土とは異なる制度で都市が成り立つ。

 

香港の言語

香港では、中国語(北京語)、広東語、英語が多く使われています。ビジネスの場では英語が広く使用されていますが、日常生活では広東語が主体です。

特に香港島は、様々な国の人が住んでいるため、多くの場所で英語が通じるため、言語の障壁は比較的低いと言えます。それでも、地元でのコミュニケーション能力を高めたい場合は、中国語(北京語)や広東語を学ぶことをおすすめします。

 

香港の気候

日本のようにはっきりとした四季はなく、香港は亜熱帯気候に属し、暑く湿度の高い夏と、比較的温暖で乾燥した冬が特徴です。

5月から8月は特に雨が多く、湿度が100%になることもあり、除湿器を各部屋に1台置いている方もいるようです。夏は、屋外は非常に暑いのですが、室内の冷房が非常に強いため、薄手の上着と急な雨に備える折り畳み傘は、夏の必需品と言えるでしょう。

一方、10月から翌年の初春にかけてはからっとした過ごしやすい気候が続きます。

 

香港の居住エリア

香港は、香港島・九龍島・新界エリア、そして約260の小島から成り立っていますが、主な居住エリアは、香港島・九龍島・新界です。昔は、日系企業も香港島に多くあったのですが、最近では九龍島に移転した会社も多く、住むエリアは本当に人それぞれとなります。

香港島でいうと、半山區(ミッドレベル)・銅鑼湾(コーズウェイベイ)やAEONがある太古城(タイクーシン)、日本人学校がある跑馬地(ハッピーバレー)が人気です。お子さまが日本人学校に通われる方は、学校のバスが停まる、九龍の尖沙咀(チムサーチョイ)や紅磡(ホンハム)も人気です。

それぞれのエリアには便利な点や不便な点があると思いますので、個々のライフスタイルに合わせて選ぶことが肝心です。

 

香港の交通機関

香港には、非常に発達したたくさんの交通機関があります。代表的なものは以下です。

  • MTR(地下鉄)
  • バス
  • ミニバス
  • トラム(路面電車)
  • フェリー
  • タクシー/Uber

MTR(地下鉄)は都市部へ素早く移動するのに最適です。

また、香港ではバスやミニバスの路線が非常にたくさんあるので、Googleマップやバスのアプリを駆使すると便利です。それだけではなく、香港が魅力的なのは、島同士を移動するのにフェリーという交通手段があることです。観光で乗られる方も多いスターフェリーは、香港島と九龍島を結び、安価で風情のある移動手段として親しまれています。

電子決済のオクトパスカードを利用することで、これらの交通手段をスムーズに利用できます。

その他にも、タクシーやUberもたくさん走っています。都市部のタクシー運転手は簡単な英語であれば比較的通じますし、筆者は香港に7年住んでいますが、一度も遠回りされるなどのトラブルに巻き込まれたこともなく、エリアとストリートと番地さえ言えば目的地に着くことが多いので、東京のタクシーよりも快適だと感じます。

心配な方やどうしても英語に自信がないという方はUberを利用されることをおすすめします。

香港の交通機関

 

香港の食事

国際都市香港には様々な国の人々が住んでいるので、日本と同じくらい様々な国の料理を楽しむことができます。しかしながら、物価の高い香港で外食をすると、日本の2~3倍ほどかかります。その中でも、飲茶は比較的良心的なお値段でいただけるところがたくさんありますので、試す価値ありです。

自炊をする場合でも、AEONやドンキ、SOGOなど日系の食材も手軽に手に入りますし、街市と呼ばれる市場では、日本と変わらない値段で野菜等を購入できますので、外食をほとんどしなければ、食費も比較的抑えられるでしょう。

 

香港の観光地

香港に移住したり、駐在となったばかりのころは、週末やお休みの日に何をしようか、家族をどこに連れて行こうか悩まれる方も多いと思います。香港には、多様な文化と活気ある都市環境により、休日を過ごす方法が豊富にあります。以下に、一般的な休日の過ごし方をいくつか紹介します。

観光名所の訪問

  • ピークトラムに乗って、太平山(ヴィクトリアピーク)からの美しい景色を楽しむ
  • 香港で最も有名な道教寺院、黄大仙(ウォンタイシン)
  • ランタオ島を見渡せるケーブルカー「ゴンピン360」に乗って、高さ34mもある世界最大級の屋外大仏や昂坪市集(ゴンピンヴィレッジ)を観光

ショッピング

  • 尖沙咀(チムサーチョイ)の高級ブランドショップやモール
  • 中環(セントラル)のランカイフォン周辺のブティックやアンティークショップ
  • 旺角(モンコック)の女人街やスニーカーストリートでのバーゲンハンティング

飲食

  • 伝統的な飲茶や広東料理
  • 地元の茶餐廳(チャーチャンテー)のB級グルメ
  • 夜景の見えるルーフトップバー
  • 西貢(サイクン)で海鮮料理

自然・アウトドア

  • フェリーに乗って、離島巡り
  • 添馬公園や西九龍公園でピクニック
  • スタンレーやルパルスベイなどのビーチでリラックス
  • ハイキング(ドラゴンズバックやピークなど)
  • ジオパークでの地質学的冒険
  • 離島でスノーケリング
  • カヤックやウェイクボードなどのウォータースポーツ

テーマパークや文化施設

  • 香港ディズニーランドやオーシャンパーク
  • 現代美術館M+や科学館、スペースミュージアムなどの博物館
  • 動物園や植物園の訪問

イベントやフェスティバル

  • 中国の伝統的なお祭り(春節、中秋節、端午節など)
  • 文化的なイベントやアーティスティックな展示会

スポーツ・フィットネス

  • クラブハウスや公共スポーツセンターでプール、ジム、バドミントンなど
  • 沿岸のプロムナードや公園でのジョギング、サイクリング

香港は、都会的なイメージがあると思いますが、都心から30分~1時間程電車に乗ったり、フェリーに乗ったりすれば、自然豊かな山や海が広がっています。

香港の医療保険

香港に駐在する際には、適切な医療保険に加入しておくことが大切です。

駐在員として派遣される場合、多くの企業は社員とその家族のために医療保険を提供しています。

会社からの提供がない場合、または追加の保護が欲しい場合は、香港の医療保険に加入するのが一般的です。これにより、受けられる医療サービスの幅が広がったり、手厚い保障を受けることができるようなることが多いです。

日本と違い、香港を含め海外では、医療費が高額になることがあります。香港の場合、同じ診療内容でも病院によって診療費が全然違います。特に歯医者は、ただ虫歯を見てもらおうと思っただけだったり、歯のクリーニングをしたかったりと言う場合でも日本の値段を想像していると、非常に高額に感じるでしょう。

保険会社の評判やサービス品質を確認するために、オンラインのレビューや同僚、友人からの情報を求めることも役立ちます。

また、入院費用、専門医の診療費、手術費用、処方薬など、保険内容にはどのような医療サービスや治療がカバーされているかも、しっかりと確認しましょう。そして、移住後も保険の条件やプランを定期的に見直し、現状に合っているかどうかを確認することが大切です。

まとめ

移住前には、ビザの申請はもちろんのこと、住居の選択や学校の手配など、細かく計画を立てる必要がありますが、日本人のスポーツサークルや文化クラブなどもたくさんあります。ガイドブックやインターネットの情報を駆使して、できるだけ多くの準備をしておくことがおすすめです。

香港での新たな生活には、色々な挑戦が待っていますが、それを楽しむことができれば、他に類を見ない貴重な経験ができるでしょう!

 

 

※1 韓国、台湾、シンガポール、香港の高度な市場経済及び先進経済に関連して用いられる用語である。これらの国・地域は年7%を超える異例の高成長率の維持及び1960年初頭 から1990年代までの

 

 

 

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